ハリーポッターシリーズの最終巻「死の秘宝」の最終ページをめくり終えた時、魔法の世界が終わってしまった・・・とハリーポッターロスになった人が多かったことでしょう。
死の秘宝が発売されて8年後、ハリーポッターのその後の話が出てきました。
J.K.ローリング、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンが「ハリーポッターと呪いの子」の舞台を脚本化したのです。
ハリーポッターたちのその後の人生が語られている物語に大興奮でした。
今回は明らかになったハリーポッターたちのその後の人生を解説していきます。
- ハリーポッターの登場人物のその後の人生(ハリー、ロン、ハーマイオニー、ドラコ)
- ハリーポッターと呪いの子の本編とのつながり
ハリーポッター登場人物のその後の人生
ハリーポッターと呪いの子ではホグワーツの戦い(ヴォルデモートが敗れた戦い)から19年後の世界が描かれています。
ハリーポッター
ハリーは19年後なので、37歳の立派な社会人になっています。
映画でもひげを生やしたハリーが家族とともにホグワーツ特急を見送るシーンがありますね。
結婚相手
結婚相手はロンの妹、ウィーズリー家の末っ子であるジニー・ウィーズリーです。
ジニーは秘密の部屋からハリーへ好意を寄せていますが、親友の妹という肩書がとれず、振り向いてもらえないので一旦あきらめて他の男の子と付き合うこともありました。
ハリーも炎のゴブレットでチョウチャンに初恋をしますが、残念ながらセドリックに敗北。
ハリーがジニーの魅力に気づいたのは謎のプリンス以降で、ジニーの片思いがやっと通じたのでした。
死の秘宝ではハリーがヴォルデモートと対峙する前にジニーを見かけますが、張り裂けるような想いで声をかけずその場を後にしました。
戦いの後の恋路は描かれていませんが、固い絆で二人は結ばれたことでしょう。
子ども
ジニーとの間に3人の子どもがいます。
長男:ジェームズ・シリウス・ポッター 13歳
冗談好きでお調子者、ロンにそっくりだとジニーは言っています。
次男:アルバス・セブルス・ポッター 11歳
心配性な男の子。
スリザリンに入寮しドラコマルフォイの息子スコーピオンと親友になります。
ハリーの息子ということを重荷に感じています。
長女:リリー・ルーナ・ポッター 9歳
職業
ハリーは不死鳥の騎士団で5年生になり、マクゴナガルと進路相談ではその時から「闇祓い」になりたいと思っていましたが、高い成績と厳しい試験をうけなければいけませんでした。
魔法薬と変身術の評価が充分ではなく、懸命に勉強する必要がありました。
ヴォルデモートが失脚した後、ハリーは魔法法執行部闇祓い局に入り闇祓いとして働きます。
ハリーは26歳の若さで局長になり、19年後は魔法法執行部の部長になっています。
現場の仕事が好きなようで、オフィスは書類の山であふれているようです。
魔法法執行部は魔法省の中でも大きな部署で権力も強いです。
その中でも闇祓い局は中核を担い、闇の魔法使いを見つけ出し捕まえる仕事を行っています。
ヴォルデモートがいなくなった現在は比較的平和ですが、ヴォルデモートの勢力が再び動き出さないように監視を行っています。
マグル界の警察のような組織ですね。
ロンウィーズリー
ロンもハリーと同じく37歳で一緒にホグワーツ特急に乗る娘を見送っているシーンがありました。
結婚相手
ロンの結婚相手は、親友のハーマイオニー・グレンジャーです。
炎のゴブレットでビクトール・クラムと踊るハーマイオニーに嫉妬したことから恋心が芽生えたようですが、それから素直に受け入れることができませんでした。
ラベンダーと付き合うこともありましたが、ハーマイオニーが頭から離れていない様子でした。
死の秘宝では、ハリーへの嫉妬から分霊箱探しから離れることにもなりました。
死の秘宝のホグワーツの戦い中に、ハーマイオニーから熱烈なキスを受け、呆然としつつもハリーがあきれるほど夢中にキスをかえしました。
19年後の世界でもケンカをしつつも仲の良い夫婦です。
アルバスのおこしたパラレルワールドでは、夫婦ではなくなりましたが、どのパラレルワールドでもお互いを意識し素直になれない恋愛をしていました。
子ども
ハーマイオニーとの間に2人の子どもがいます。
長女:ローズ・グレンジャー-ウィーズリー
ハリーの息子アルバスと同い年の11歳。
グリフィンドールに入寮し成績優秀な人気者。
長男:ヒューゴ・グレンジャー-ウィーズリー
8歳の男の子。
職業
ホグワーツの戦いが終了した後は、ハリーと魔法省の闇祓い局に入居し、魔法省の再建に尽力しました。
2年間、闇祓いとして働いた後、兄のジョージ・ウィーズリーのウィーザリー・ウィザード・ウィーズ店で共同経営者になりました。
業績は右肩上がりで鼻実験など楽しく仕事をしているようです。
ハーマイオニーグレンジャー
ハーマイオニーはハリーと同じく37歳です。
ハリーとロンに並んでホグワーツ特急に乗る娘を見送っていました。
結婚相手
ハーマイオニーは親友のロン・ウィーズリーと結婚しました。
アズカバンの囚人では、ペットのクルックシャンクスがロンのペットのスキャバーズを襲うので大喧嘩になりました。
口喧嘩が絶えない二人ですが、炎のゴブレットでのロンの嫉妬から状況が変わり始めました。
謎のプリンスではロンとラベンダーが付き合うようになり、ハーマイオニーは気持ちが沈んでいる描写がありました。
死の秘宝ではロンがハリーの蛇語をまねるところに感心し、屋敷下僕妖精を心配するロンに気持ちが一気に燃え上がり激しいキスをしました。
ケンカするほど仲がいいと言いますが、まさになんでも言い合えるオシドリ夫婦です。
お互いの足りないところを埋めあえるベストカップルかもしれません。
子ども
ロン・ウィーズリーの項目と同様です。
長女:ローズ・グレンジャー-ウィーズリー
ハリーの息子アルバスと同い年の11歳。
グリフィンドールに入寮し成績優秀な人気者。
長男:ヒューゴ・グレンジャー-ウィーズリー
8歳の男の子。
職業
19年後は魔法大臣になっています!
ホグワーツで全員が認めるほどの優等生で、学業全てに好成績を残しました。
戦いの後も休学していた1年間分の学業をしっかりと修めた後は、魔法省に入省します。
4年生から始めた屋敷下僕妖精の権利向上運動を魔法省でも展開し活躍した後は、魔法法執行部副部長に昇進し、魔法大臣になりました。
自身の能力を余すことなく発揮してなるべくしてなった魔法大臣です。
ハーマイオニーが指揮する魔法界は信頼できる世界ですね。
ドラコマルフォイ
ドラコマルフォイも同じく37歳です。
息子を愛おしそうに見つめ、ホグワーツ特急へと送り出していました。
結婚相手
ドラコの結婚相手はアストリア・グリーングラスです。
アストリアは先祖の1人に重い血の呪いがかけられ、長くは生きられない虚弱体質でした。
ドラコがマルフォイ家の考えに縛られ、世間からは死喰人だったことから批判されることも多くありました。
そんな時に、アストリアがドラコの世界を明るくしてくれたと語りました。
アストリアはドラコにとってかけがえのない存在でしたが、37歳の若さで亡くなりました。
子ども
アストリアとの間に1人息子がいます。
スコーピウス・マルフォイ
マルフォイ家の容姿を受け継ぎましたが、とても優しい性格です。
マルフォイ家にある本を読み漁りオタクと言われるほど魔法界の歴史をよく理解しています。
ハリーの息子アルバスと親友です。
職業
マルフォイ家は独立した裕福な家なので仕事をする必要がなく、息子と妻と暮らしていました。
家には使うことはありませんが、先祖から引き継いだ闇の魔術品がガラスケースに保存してあります。
ハリーポッター呪いの子は本編の続き?
ハリーポッターと呪いの子が発売されたのは2016年です。
イギリスで舞台公演が始まり、その舞台の台本が編集され発売されたのです。
呪いの子あらすじ
ハリーポッターシリーズ最終巻死の秘宝で繰り広げられたヴォルデモートとの戦いから19年後の世界が描かれます。
ハリー達は37歳になり、愛すべき息子や娘がホグワーツ特急に乗車するのを見送る場面から始まります。
主人公はハリーの次男アルバス・セブルス・ポッターです。
英雄の息子であることを重荷に感じ、ハリーを拒絶し、親子の関係が悪くなってしまいます。
アルバスはドラコ・マルフォイの息子スコーピウス・マルフォイと親友になり、デルフィーという謎の女性とともに、炎のゴブレットでヴォルデモートに殺されたセドリック・ディゴリーをタイムターナー(逆転時計)を使って救い出す時間旅行を始めます。
同時にヴォルデモートの子どもの噂や闇の勢力の動きなど不穏な空気が魔法界に流れ始めていました。
パラレルワールドの出現、ハリーとアルバスの親子の絆など読み応え充分の作品となっています。
本編と矛盾は無いの?
ハリーポッターと呪いの子は、ハリーポッターシリーズ原作者J.K.ローリングが原作チームをつくり作成された舞台です。
演出や脚本の専門家2人と原案をまとめました。
ハリーポッターシリーズの様々な場面が改めて登場するなど、矛盾はありません。
タイムターナーで過去に戻る場面やパラレルワールドは見事に原作の空気感や流れを引き継いでいます。
タイムパラドックスが不安になりますが、原作が伏線だったのかと思えるほどの完璧な回収です。
まとめ
ハリーポッターシリーズ完結後に発売された19年後の世界が繰り広げられる「ハリーポッターと呪いの子」。
19年後のハリー達は37歳で、それぞれに家庭をもち、やりがいのある仕事に精を出しています。
時に、親子関係を含む人間関係や自分のあり方に迷うこともありますが、平和で幸せな世界が描かれています。
舞台脚本の書き方なので少し読みづらいですが、満足度の高いストーリーに引き込まれます。
日本でも舞台公演が行われていますので、ファン必見ですね‼
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