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秘密の部屋ダンブルドアわしに話したいことを尋ねた理由は?ハリーは言いたいことがあった?

ハリーポッターと秘密の部屋では、ホグワーツで不可解な事件が起こり、学校閉鎖の危機となりました。

マグル出身の生徒たちが次々と石化していくという事件です。

この事件の犯人としてハリーが疑われるようになります。

ホグワーツが震撼する中、ダンブルドアがハリーに「わしに話したいことはないか」と尋ねるシーン。

映画では、このシーンの意味をしっかりと説明されておらず、ダンブルドアが言いたいことハリーが言いたいことは何だったのかわかりにくいと思います。

今回は、そのあたりを中心に解説します。

この記事で何が分かる?
  • ダンブルドアが「わしに話したい事は」と尋ねるシーンの振り返り
  • なぜダンブルドアは「わしに話したい事は」と尋ねたのか?
  • ハリーが言いたいことは?
目次

秘密の部屋ダンブルドアがわしに話したいことはと尋ねるシーン

ハリーは、不思議な声を追いかけていると、突然、首無しニックとジャスティン・フィンチ-フレッチリーが石化しているところを発見します。

マクゴナガル教授がやってきますが、「私の手には負えないことです。」と校長室に連れられて行きます。

ダンブルドアは現れると、今回の事件の犯人はハリーだと疑ってはいないと言いつつ

だが聞きたい。わしに何か話したいことはないかの?

と言います。二人はじっと見つめあい、

いいえ、ありません

とハリーは返答しました。

そのままハリーを帰しますが、ハリーの背中を見るダンブルドアの眼は意味深でした。

わざわざ校長室に行ったにも関わらず、このシーンでダンブルドアが意図していたことが分かりません。

なぜダンブルドアはハリーに言いたいことがあるか質問した?

なぜダンブルドアはハリーに

わしに何か話したいことはないかの?

と聞いたのでしょうか。あまりにも意味深で、ハリーの隠し事を探ろうとしているようです。まさにこのシーンでは

開心術を使ってハリーの心を探っていたのだと考えられます。

開心術とは、相手の心の中を読み取る術。

ダンブルドアは魔法界トップクラスの開心術の使い手です。

ハリーが犯人ではないと信じてはいるものの、この事件の手がかりになることを言えずに隠しているのではないかと思ったのでしょう。

また、ダンブルドアは愛情深い先生ですので、ハリーの傷ついた心に寄り添おうとしたのかもしれません。

ハリーを見つめる視線は疑いではなく心配する感情が読み取れます。

ハリーは、ロックハート教授主催の決闘クラブで、蛇と話すところを多くの人に目撃されました。

スリザリンも蛇と話すことができたので、ハリーが秘密の部屋の継承者ではないかと学校中で噂になります。

どこにいっても不審な目を向けられ心を痛めていました。

50年前のシーンと比較

50年前に同じ事件が起きた起きた時、ダンブルドアは同じような言葉をトム・リドルに投げかけます。

ハリーは、日記に50年前に導かれました。ダンブルドアとトム・リドルが話すところを目撃します。

一連の事件で女子生徒が亡くなり、学校が閉鎖になると聞いたリドルはダンブルドアと話します。

もし事件の犯人が捕まったら?

何かわしに話したいことでも?

リドルは、ハリーと同じく「いいえ」と答えますが、その時のダンブルドアの表情は、ハリーに尋ねた時よりも深刻で疑り深い目つきでした。ハリーとの場面との大きな違いです。

ハリーは言いたいことがあったのか

ハリーはダンブルドアの質問に「いいえ」と答えましたが、本当は言いたいことがあったのでしょうか?

ハリーは不安なことがたくさん頭をよぎり、言いたいことはありましたが、言えませんでした。

ハリーは、石化した生徒が見つかる前に必ず不思議な声を聞いています。

ロンとハーマイオニーにその話をすると、魔法界でも誰にも聞こえない声が聞こえるのはおかしいことだと言われました。

ダンブルドアに相談したいと思っていましたが、それ以上に嫌われることを恐れたのでしょう。

蛇と話せることから学校中で秘密の部屋の継承者だと言われ、なにかしらハリー自身がスリザリンと関りがあるのではないか・・・グリフィンドール寮にいても良いのだろうか・・・という複雑な気持ちが渦巻いていました

ダンブルドアに相談できればどんなに良いかと考えていましたが、言えませんでした。

なぜハリーは何も答えなかった?

ハリーが何も答えなかったのは、何を話せばいいかわからなかったのです。

ハリーは、まだ12歳。

あまりにも大きな事件が起きて、それに自分が関わっているかもしれないという底知れない恐怖心があったのだと思います。

秘密の部屋、スリザリン、石化する友達たち、学校閉鎖、不思議な声・・・様々な情報が頭の中を駆け巡り整理できなかったのです。

また、ダンブルドアには味方でいて欲しいという気持ちが根底にあり、変だと疑われるのが怖くて言えなかったのかもしれません。

ハリーは、大人顔負けの活躍をするので、忘れてしまいますが、12歳の少年なのです。

ハリーの微妙な心の動きは、原作本を読むとよくわかります。詳細が気になる方は、ぜひ原作を読んで、ハリー・ポッターの世界に没入してみてくださいね。

まとめ

秘密の部屋をめぐる事件で、犯人と疑われるハリー。ダンブルドアの校長室に招かれ、ダンブルドアに「何か話したいことはないか」と聞かれますが、何も答えませんでした。話したいことはたくさんありましたが、整理ができておらず何を話せばいいかわかりませんでした。話して、敬愛するダンブルドアに疑われるのが怖いという気持ちもあったのでしょう。50年前にトム・リドルと同じような会話がされますが、その時とはダンブルドアの視線や表情が全く異なりました。トム・リドルには疑いを、ハリーには愛情が表現する描写になっています

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